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HSP本のおすすめ「繊細な人が快適に暮らすための習慣」感想レビュー

相談者さん
相談者さん

自分がHSPだと分かったけど、その先の対策方法を知りたいんです。

HSPは具体的に、どうやって過ごしていけばいいの?

あやね
あやね

私もHSPなのですが、本日は、

西脇 俊二緒(著)「繊細な人が快適に暮らすための習慣 医者が教えるHSP対策」

をご紹介します。

この本には、HSPの自分にあった快適な習慣をつくり、

心穏やかに気持ちよく過ごすヒントがたくさん詰まっていました。

精神科医がHSPへ具体的な対策を伝授

「敏感さはストレスによって上下する」そう断言するのは、

著者である精神科医の西脇俊二さんです。

「HSP」は心理学用語であり、病気や障害ではありません。

そのため医学的な対処法は、原則的にありません。

でも、西脇さんは自身の専門分野である

自閉症スペクトラム等の発達障害のある人たちと触れていく中で、

精神科医としての知見は、HSPにも有効であると考えたそうです。

HSPは人一倍不安を感じやすい傾向があります。

それは内外から受け取る刺激に敏感だからです。

でも、だからといって、常に刺激に対して敏感とは限りません。

同じような刺激に対しても、

ある日は不快、でも「意外と平気」という日もあります。

西脇さんがいうには、

「ストレス」がキーワードになっているというのです。

西脇さんは、ストレス値が高くなると、刺激に対しての耐性が弱まり、

逆にストレス値が低くなると耐性が高まるといいます。

つまり、ストレスを減らせば、敏感さも収まっていくというのです。

これはHSPに限ったことではなく、

どんな人にもあてはまる共通の法則なんだそうです。

そして、これが最も極端な形であらわれるのが、

西脇さんの専門分野である自閉症の子どもたちなんだそうです。

自閉症の子どもは、しばしばバレリーナのようにつま先立ちで歩くそうです。

なぜかというと「足裏が敏感すぎる」からとのこと。

足の裏を地面に着けるのが苦痛すぎてストレスとなり、

かかとを上げずにはいられないんだそうです。

しかし「TEACCHプログラム」という療育方法で、

感覚にフィットする環境を整えてストレスを取り除き、

意思をスムーズに示す訓練を進めていくと、

子どもは足の裏をしっかりと地面につけて歩けるようになるそうです。

以上のことから、西脇さんはHSPの大変さを乗り越える鍵も

「ストレスを抑えて、刺激に負けない心を整えること」

にあると考えたそうです。

HSPは小さな取り組みから始めよう

西脇さんは、HSPの大変さを乗り越えるため、

ストレスを抑えるための習慣が大切だと説きました。

その習慣を、順序だてて提唱しています。

目次
  • 第1章 細かいことが気にならなくなる習慣
  • 第2章 人付き合いの疲れを軽減する習慣
  • 第3章 自分に厳しいのをゆるめる習慣
  • 第4章 あなたの繊細さを活かす習慣

HSPならば、どれも心当たりがあることばかりですよね。

私は、第1章「細かいことが気にならなくなる習慣」と

第3章「自分に厳しいのをゆるめる習慣」が本当にためになりました。

私自身、細かいことがどうしても気になってしまいます。

目の前のことに手がつかないまま、

無意味に時間だけが過ぎてしまうことがよくあるんです。

そして、そんな自分にいつも「ダメ出し」をしてしまう癖があります。

私の感覚だと「細かいことが気になる」というのは、

PCで作業を始めると、アプリが勝手に100個くらいばばばーっとたちあがって

バックグラウンドで動き続けているような感じなんですよね。

閉じても閉じても、またいつの間にか起動している。

目の前のことをやらなくてはいけないのに、

アプリがたくさん起動しているせいで、

メモリは足りない上に、バッテリーも熱くなってきて、

動作不良……。

結局、全部中途半端になってしまって、

どうしていつもこうなんだろうと呟きながら再起動。

再起動後も、また勝手にアプリが……

最後には再起動すら危うくなる、という具合なんですよね。

そして、なんで私はこうなんだろう~!

私ってダメな~って始まるんですよ。

今、目の前のことに集中できないんですよね。

でも、それは、元々大きなストレスを抱え込み、

新たな刺激に対して対応できなくなってしまっているんだなと、

本を読みながらしみじみ思いました。

西脇さんは「ストレスを小さくする」方法を、

ステップアップ方式で伝えてくださいます。

HSPにあった習慣作りで心穏やかに

HSPは刺激に敏感です。

そして刺激に対しての耐性は、その人が抱えているストレスで上下します。

もし、ここでストレスを抑える習慣がついていれば、

刺激の耐性が高い状態を維持しやすくなります。

結果として、ストレスを抑える習慣作りが

心穏やかな状態に繋がるからなんですよね。

本では以下のような習慣が紹介されております。

ほんの一部です
  • 「TODOリスト」を使った有効な順位のつけかた
  • 相手を知るのに役立つ「人間の3タイプ」と見分け方
  • グレーゾーンを受け容れる訓練
  • 「ハッピーの五段階評価」のつけかた
  • 心の焦点を内向きから外向きに変える

習慣づけの話ですから、残念ながら、すぐに効果がでるとはいきません。

でも、本を読んでいく中で、

受けた刺激を大きく受け取ってしまいがちなHSPだからこそ、

スモールステップで進むことが大切なんだなと考えさせられました。

私は、まず『「TODOリスト」を使った有効な順位のつけかた』と

『「ハッピーの五段階評価」のつけかた』を取り入れてみようと思います。

大変ためになりました。

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